当科における人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty)の治療成績
H.19 八戸医学会で発表しました。

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当科における人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty)の治療成績


年間手術件数
H.17 平和病院に赴任以来の手術件数です。

H22年度(22年4月〜23年3月)の総手術件数 203例
  1 人工股関節置換術(THA) 72件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 25件
  3 その他 106件
H21年度(21年4月〜22年3月)の総手術件数 170例
  1 人工股関節置換術(THA) 54件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 17件
  3 その他 99件
H20年度(20年4月〜21年3月)の総手術件数 225例
  1 人工股関節置換術(THA) 60件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 28件
  3 人工肘関節置換術 1件
  4 その他 136件
H19年度(1月〜12月)の総手術件数 243例
  1 人工股関節置換術(THA) 55件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 16件
  3 人工関節再置換術 7件
  4 人工骨頭置換術 12件
  5 その他の人工関節置換術 5件
  6 骨切り術、小児股関節手術 5件
  7 膝関節視下手術  8件
  8 大腿骨頚部骨折骨接合術 13件
  9 その他 130件
H18年度(1月〜12月)の総手術件数 233例
  1 人工股関節置換術(THA) 42件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 19件
  3 人工関節再置換術 2件
  4 人工骨頭置換術 12件
  5 その他の人工関節置換術 2件
  6 骨切り術、小児股関節手術 8件
  7 膝関節視下手術  8件
  8 大腿骨頚部骨折骨接合術 13件
  9 その他 106件
H17年度(4月〜12月)の総手術件数 163例
  1 人工股関節置換術(THA) 26件
  2 人工膝関節置換術(TKA) 7件
  3 人工関節再置換術 3件
  4 人工骨頭置換術 17件
  5 骨切り術、小児股関節手術 3件
  6 膝関節視下手術 6件



H.13 八戸市民病院での治療成績です。

私が行っている治療で、最も特徴としておりますのは術後早期に歩行訓練を始めているということです。
平成13年より人工股関節置換術後2日で歩行を開始するプログラムを作成し進めてまいりました。
私が執刀しました58名の患者様を調査しましたところ、男性5名女性53名、平均年齢は56.7歳(31-70歳)、実際に荷重できたのは術後平均2.9日(2ー4日)で、手術後から退院までの日数は平均27.8日(18日ー42日)でした。平成12年度では従来のリハビリで行っており平均45.0日(18-42日)の入院日数でしたから、かなり短縮できたと考えております。
手術の短縮化、麻酔技術の進歩に伴い危険性は少なくなってまいりましたが知っておかなくてはならない合併症として出血、感染、脱臼、肺梗塞があげられます。平成13年以降に手術を行った人工股関節置換術での合併症発生率を調査してみました。
以前は自分の血を術前に貯めておき術後に戻すという自己血輸血を行ってまいりましたが、最近では手術時間の短縮化、麻酔技術の進歩により出血量が減少し、必要なくなりました。調査では輸血が必要となった方はありませんでした。
人工物を体内に入れるわけですから感染は恐い合併症の一つです。通常2%前後と報告されております。今回の調査では感染を生じた方はありませんでした。
筋肉、傷が落ち着くまでの間には不適切な姿勢により人工関節がはずれることがあります。
今回の調査では入院中に脱臼を生じたのは2名、退院後転倒し脱臼を生じたのが1名ありました。いずれも現在は問題なく経過しております。
エコノミー症候群という言葉を聞いた方があると思います。下肢の静脈できた血栓(血の塊)が肺の血管を詰まらせてしまう状態をいいます。1例で発生しましたが、内科医師の治療により回復し現在は疼痛なく元気に歩行されております。
股関節手術は今までは傷が大きいのが難点の一つでしたが、近年MIS(最小侵襲手術)といわれ小さな傷で手術を行う方法が行われるようになってきました。
しかしながら習熟を要する手術であり日本でも行われている施設はまだ多くはありません。私も平成15年よりできるだけ小さい傷(7-8cm)で手術を行っております。
すべての方に行うことは不可能で、変形が強い関節の動きが悪い場合は傷が大きくなります。
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